音はさまざまなトラブルを生む!?音の悩みがない間取りを



意外と多い問題が音によるトラブル

音とひとことで言ってもさまざまな種類があり、心地よい音もあれば不快な音もあります。注文住宅の設計で注意したいのは後者であり、不快な生活音をいかに減らしていくかが重要です。例えば交通量の多い市街地に住宅を建てると、騒音により眠りが妨げられてしまう可能性があります。騒音はあまり気にならないという人もいれば、非常に気になるという人もいるのです。後者はトイレの水を流す音、家族の話し声、テレビの音声などに不快感を示すことが少なくありません。音を非常に気にする人は、市街地から少し離れた場所に家を建てるなど工夫しましょう。また建物の防音性にこだわり、音が伝わりにくくする対策も効果的です。例えば木造住宅よりも鉄筋コンクリート住宅のほうが防音性が高く、大家族で住むような状況で適しています。

音に関する間取りの失敗は容易に解消できない

間取りはあとから修正できるケースがありますが、音に関する悩みに関しては解消が難しいのが現実です。交通量の多い場所に建ててしまった、安いからと木造住宅を選んでしまった、などで後悔しても住居の移動や建て替えは困難でしょう。だからこそ音に関する失敗を防ぐために、設計者側とよく話し合って調整していく必要があります。例えば道路側の景色を見たいという理由で寝室を設置したら、思いのほか騒音が気になって睡眠が妨げられたという話はよくあります。注文住宅の設計をするときは、メリットの裏にデメリットが隠れているかもしれないと常に考えてみることが大切です。

3000万の家を建てるときには、限られた予算の中で必要なものとそうでないものを分ける必要があります。上手く取捨選択することで、理想の家を手に入れることができるのです。