どこを充実させるべき?間取りを考えるときのポイント



収納はゆとりをもって

実際に暮らしてみて不足していると感じることが多いのが、収納です。季節ものの家電や来客用の寝具、子供の衣類やおもちゃ、アウトドア用品など、生活をしていくにしたがって物は増えていきます。そのため、最初は広すぎると思われるくらいに収納スペースを設けておいた方が良いでしょう。出し入れの負担を考えて、部屋ごとに使用することが多い家具や家電が入る広さを最低限用意したり、効率よく収納できるように棚を設置したりするのもおすすめです。

動線はシンプルにする

動線を考えるときは、目的によって重視すべきポイントが異なります。例えば、来客用は生活感のある部屋を見せないように、玄関からすぐに応接間やリビングに入れるようにしておくと良いでしょう。一方、家族が集まるリビングからそれぞれの部屋に向かう場合は、誰にとっても移動しやすい動線を考える必要があります。買い物帰りに荷物を置く場合には、勝手口から台所や物置にすぐに運べるような工夫をしておくと便利です。このように、実際に生活する上で様々な視点から部屋の配置を考えるようにしましょう。

採光や風通しを考慮する

室内の明るさや風通しのよさは、家で快適に過ごすうえで重要なポイントです。窓の配置や大きさ、水回りの配置、空調器具の設置場所など、どのように設計すれば気持ちよく過ごせるかを考えてから間取りを決めましょう。ただし、吹き抜けの部屋は開放感があって明るいですが、空調器具が効きにくいというデメリットがありますし、窓が大きすぎるとプライバシーの問題も発生します。このようなリスクも踏まえて検討しましょう。

木造住宅とは、家を建てる時に、柱などが鉄筋ではなく、すべて大木を使って柱にする家の建て方をさしています。