どうすれば間取りの失敗を防げる!?便利で過ごしやすい家造りのために



実用性のある間取りにすれば失敗しにくい

今流行りの間取りが必ずしも過ごしやすい間取りとは限りません。こだわりを反映させられる注文住宅の場合、ちょっと変わった間取りを希望する人が少なくありませんが、それよりも実用性を重視したほうがうまくいくことが多いです。こだわりすぎたあまり、使いにくい間取りになっては本末転倒です。家は住むための建物ですから、何よりも住みやすさを徹底する必要があります。例えば二階に上がることがほとんどないのであれば、思い切って平屋の注文住宅にするのも手でしょう。二階がないだけで建築費用は大幅に抑えられますし、掃除をするのも楽になります。シンプルな間取りにすれば、クリーニングやリフォームをするときも好都合です。

家族全員の希望を尊重した間取りにしよう

間取りは家族全員で考えて詰めていくことが大切です。ひとりの希望だけを重視すると、家族全員から見たときに住みにくい家になりかねません。間取りを考えるときは、一人ひとりが室内をどのように移動するかシミュレーションする必要があります。朝起きてすぐに洗面所に行くという状況で、他の誰かが洗面所を使っていると困るはずです。洗面所は一家に一台という決まりはないので、必要に応じて台数の調整をしてください。入浴する時間帯がそれぞれ異なるという場合は、追い炊き機能があると便利でしょう。いつでも温かいお風呂に入ることができますし、水道代を抑えるメリットも期待できます。複数人で同時に入浴をするならば、浴室はある程度広いほうが安心できます。浴室に手すりを設置しておけば、高齢者の転倒対策として役立つでしょう。

平屋住宅は建物自体が低く設計されているので風や地震に強く安全です。また住人の動きが即座に見渡せるメリットがあり、コミュニケーションが取りやすくなります。