間取りはあとから変えられる!?将来を考えた設計をしたい理由



間取りは臨機応変に決めることが大切

家造りにおける間取りには絶対的な基準はありません。暮らし方によって間取りは変化するもので、例えばひとり暮らしより二人暮らしのほうが広いスペースが必要になります。また夫婦ともに会社で働いている状況、夫婦二人でSOHOとして在宅勤務している状況でも理想の間取りは変わります。後者は二人ともずっと家にいるので、狭さや不便を感じないように工夫する必要があるでしょう。家族全員の生活スタイルを詳細までイメージするのは容易ではありませんが、あとから後悔しないためにも徹底して行っておく必要があります。将来的に生活スタイルがどのように変化していくか予測できない場合は、間取りに自由度を残しておきましょう。例えば、使用しない部屋がひとつあるだけでも、家族が増えたときにスムーズに対応できるようになります。

スペースに余裕があれば間取りの変更をしやすい

将来的に間取りを大きく変更する状況が訪れる可能性は十分にあります。人生は何が起こるかわからないもので、絶対に結婚はしないと言っていた人が、数年後には結婚していたという話はよくあることです。つまりは注文住宅を建てた当初は理想の間取りであっても、将来的に使いにくくなる可能性は十分にあるわけです。間取りの変更を求められたときにスムーズに対応するためには、部屋のスペースに余裕を持たせておく必要があります。日ごろから断捨離を意識し、モノを過剰に溜めないようにしてください。家具や家電なども適切なサイズを選択し、スペースを食いすぎないように配慮しましょう。

二世帯住宅は、一つの部屋のスペースが広々としていることや、階段や風呂場などに手すりやスロープなどを設置しやすいといったメリットがあります。