快適性を追求!狭小住宅を建てるときのポイント



狭小住宅とはどんな住宅なのか

狭小住宅というと狭い家というイメージがありますが、じつは具体的な定義があるわけではないのです。都市部に家を建てようとするときは変形した土地や狭い土地だと価格が安いことがあるので、少し狭いけれども便利な暮らしをしたいと考える場合は選択肢のひとつになります。仕事や学校など、日常生活の場である家はやはり利便性と快適さが大切。いかにオシャレで暮らしやすい空間造りができるかが狭小住宅を建てるときのポイントになります。

仕切らない間取りで快適性を実現

狭小住宅を建てる上でのポイントは空間を狭く感じさせない作りです。そのため間取りはなるべく仕切らない、吹き抜けを利用して広く見せる、中庭を設けて日射しと風通しを確保することです。収納スペースの確保も大切です。変形した土地の場合はデッドスペースがあるのでそこを活かして物を収納したり、内装業者にジャストサイズの家具を発注したりすれば空間の有効活用になります。また廊下を設けず階段を利用して1.5階、2.5階といったスキップフロアを設けるのも効果的です。空間を仕切らないので閉塞感がないだけでなく視界を縦に広げられるので開放感が生まれます。

狭小住宅の様々なメリット

狭小住宅は工夫次第で快適な居住空間造りができるだけでなく、一般住宅にはないメリットがあります。そのひとつが土地購入費用を抑えることができることです。節約できた予算を建築費に回すことができますし、車を持つ必要性がないので駐車場や税金といった諸経費の節約になります。また独創的で使い勝手の良い空間を創造することができますし、自治体によっては住宅を取得した後の税金を一般住宅より抑えることができます。

狭小住宅は土地が狭い分、庭を削って敷地いっぱいに家を建てたり、3階建てにして居住スペースをより広く確保しているのが特徴的です。地下室を設ける家庭も多くあります。