数字の確認だけでは不十分!賃貸選びで大切な所要時間の見方



所要時間はドアツードアで考える

勤務先や学校に行くにはどれくらいの時間が必要になるのかは賃貸選びで大切な要素です。物件から乗車駅までの時間と下車駅から目的地までの時間に乗車時間を足して計算するのが一般的ですが、それだけでは十分とは言えない場合もあります。

目的地までの間に乗り換えが含まれている場合は、乗り換えに要する時間も考慮しておかなければいけません。別の路線に乗り換えるための移動距離が長い駅もあります。階段を上ったり下りたりしながら辿り着くまで何分もかかってしまう場合もあります。特に朝のラッシュ時には、早く歩くことが出来ないので余計に時間がかかります。僅か5分程度と軽く考える人もいるかもしれませんが、毎日のことなので精神的にも肉体的にも大きな負担になる場合があります。所要時間を見る場合は、実際に利用した際に必要になる時間を考えて判断することが大切です。

乗車時間と駅までの時間は同じ負担ではない

トータルでの所要時間が同じでも負担に大きな差が出る場合があります。電車に乗っている時間が長い場合と、駅までの歩く時間が長い場合とでは同じ条件ではないので注意が必要です。電車内のコンディションは季節や天候に大きな影響を受けることは少ないですが、路上はそうではありません。

暑い夏の日は歩けば汗をかきます。メイクが落ちてしまう可能性もありますし、紫外線への対策も必要になります。寒い冬なら、駅までは厚手の上着が必要になりますが、乗車後の車内は熱いので脱ぐことになります。その結果、大きな上着を手に持って移動しなければいけません。帰宅時にも同様の負担があります。

トータルの数字が同じでも、負担には差が出ることを考えて所要時間を確認することが大切です。

函館の賃貸物件には、木造構造のアパートや鉄筋マンションがあります。敷金と礼金の設定は物件ごとに異なるので、契約前に確認が必要です。